吉田ロッド 幸眞 8'6" 5-6wt 3pc 2tip
販売価格: 220,000円(税込)
この商品にはポイントはつきません。
商品詳細
吉田ロッド 幸眞 8'6" 5-6wt 3pc 2tip
吉田幸弘氏自身が育成・管理から手掛けた国産真竹を用い、素材ごとの個性を見極めながら一本一本丁寧に仕立てられる真竹製毛鉤竿。日本の竹だからこそ生まれるしなやかさと芯のある反発を備え、自然素材ならではの表情と手仕事の温度を感じていただける特別な一本です。
商品説明
幸眞 8'6" 5-6wt 3pc は、ややゆったりとしたテンポで振れるタイプのロッドです。十分なターン力を持ちながら、ミッジサイズへのライズを狙う繊細な釣りや、小さめのウェットを使ったアプローチにも向いています。
キャスト時には真竹ならではのしなやかな曲がりを感じやすく、力で押し込むのではなく、ロッドの反発を活かして丁寧にラインを運ぶ楽しさを味わえる設計。落ち着いたフィールの中に芯の強さがあり、近距離から中距離まで心地よく扱えます。
国産真竹を用いた手仕事のロッドという背景だけでなく、育成から伐採、乾燥、選定、火入れに至るまで時間と手間を惜しまず積み重ねられた工程そのものが、この竿の魅力です。素材の力を引き出した一本をお探しの方におすすめしたいモデルです。
真竹について
名前の示すとおり、日本では古来より最も一般的な竹として扱われてきた素材です。籠やざるなどの日用品、建築材料、弓、釣竿など用途は非常に幅広く、古くから日本の暮らしやものづくりを支えてきました。
特にヘラ竿の穂先では、一部に張り合わせず一本なりを削って仕上げたものがあり、細身で軽量でありながら、まるで節など無いかのように美しく曲がります。なお、当ロッドのSpecialブランクにも同一の竹を使用しています。
真竹は軽量で粘り強く、折れにくいという性質を持つため、曲げたり、たわませたりする用途に多く使われてきました。エジソンが発明した電球にも、真竹製のフィラメントが使われていたことはよく知られています。
六角竿に仕立てた場合には、「軽い」「レスポンスが早い」「ブレが小さく、その収まりも早い」「反動が小さい」「曲げこみの限界が深く折れにくい」といった特徴があり、初心者やグラファイトユーザーの方にも扱いやすく、また従来のバンブーロッドユーザーの方にも“新しい感覚”として楽しんでいただける素材です。さらに、竹肌がきめ細やかで美しいことも真竹ならではの魅力です。
特徴
急がず丁寧に振れるテンポ感を持ち、ロッドの曲がりと戻りを味わいながらキャストできる設計。真竹らしいしなやかさをじっくり楽しめます。
落ち着いたキャストフィールでありながら、ラインをしっかり返す力も備えており、繊細さと実用性のバランスに優れた一本です。
ミッジサイズへのライズを狙う場面や、小さめのウェットを丁寧に扱いたい場面でも使いやすく、自然なプレゼンテーションをサポートします。
吉田幸弘氏自身が育成・管理から手掛けた国産真竹を使用。素材ごとの個性を見極め、そのベストを引き出すことを常に念頭に置いて製作されています。
六角竿として仕立てた真竹は軽快で収まりが早く、ブレも小さいのが特長。グラファイトロッドに親しんだ方にも違和感なく使いやすい感覚を備えます。
粘り強く反動が小さい真竹は、深く曲げこんでも破綻しにくい素材。バンブーロッドならではの懐の深さと扱いやすさを高い次元で両立します。
工程について
伐採
11月に入り一霜降りると竹取シーズンが始まり、年内いっぱいで切り終えます。晩秋は竹内部の水分量が減って身が締まり、乾燥中の狂いが抑えられるうえ、虫やカビも付きにくい時期。都合が許す限り、新月の1週間前から当日までの間に伐採するようにしています。使うのは、根元節間30cmほどになるあたりから枝の直下までで、2m前後を4本ほど取り、繊維の充実度、硬さ、粘り、重さ、節間などを見極めながら各モデルへ振り分けます。
竹割り
伐採後はできるだけ早く割りに入ります。半乾きでは非常に割りにくく、長く放置すると内部から腐敗が始まるためです。大小の竹割りナタとゴム槌を使って8等分し、紐で縛って保管。この工程では竹から多くの情報を受け取ることができる一方で、100本ほど切ると割るだけで1〜2ヶ月かかる重労働でもあります。
乾燥
伐採後最低3年、現在は在庫状況により5年以上乾燥させたものを使用。割った直後から室内でゆっくり乾燥させることで、矯め傷が付きにくく、より硬い素材を得やすくなります。長期乾燥材は火入れもしやすく、素材を仕立てるうえで大切な工程です。
小割り・選定
乾燥前に大まかに割ったものを30〜60分割まで細かく割り、繊維の通りを良くするため削り代をできるだけ抑えます。ナタで分割しながら、節部の繊維の状態、曲がり、硬さ、粘りなどを基準に使用したいピースを選別。素材1セクションから取れるのはロッド1〜2セクション分程度で、素性の良いものでも余分に1セクション取れる程度です。
矯め
炭火で曲がった箇所だけでなく、ピース全体へできるだけ均一に火が入るように炙ります。初回は強く硬めの火で大まかに伸ばし、その後数日寝かせてから細部を矯正。ほぼ定規面が出た後も様子を見ながら火を入れ、素材にその状態を記憶させていきます。
火入れ
荒削りで寸法を追いながら、その間に数回炭火で火入れを行います。各工程のインターバルは1日から1週間程度で、目的や天候によって変動。こうして素材の状態を慎重に見極めながら、理想のアクションへと仕上げられていきます。
製品仕様
国産真竹の育成・管理から乾燥、選定、矯め、火入れに至るまで丁寧に積み重ねられた工程が、このロッドの個性を形づくっています。手仕事による素材の魅力を味わいたい方にふさわしい一本です。